水無月。
田に水が引かれる月、の意。
一年のうちで田んぼがもっとも美しい季節。
初夏の青空をきれいに映しています。
晴れた朝。
水鏡に映し出されて、青空が二倍にひろがります。
「ときどき田舎暮らし」
をはじめて一年になりますが、
空を見上げる時間がふえてきたように思います。
そういえば、旧暦の頃は、
月夜を見上げ、月日を知ったと言われています。
さらには、農耕作業を正確に行なうために、
季節感を正しく把握する目的で、
「24節気」が考えられたのでした。
その中には、
雪が融けて雨水になるという意の「雨水(うすい)」、
穀物を育成する雨が降るという意の「穀雨(こくう)」など、
雨水にちなんだものがいくつかあります。
水は万物創生の源のひとつ。
「天の恵み」という言葉が、
里山暮らしをすると、素直に実感できます。