炎暑!
北から南まで今年はツユを飛ばして一気に夏。
東京が連日真夏日。
ここ福島の里山も負けていません。
「一雨ほしい」
と田んぼのカエルも切実に思っているかも。
太陽がぎらついても草屋根の下は
涼しい風がゆったりと流れていきます。
快適そのもの。
この断熱・保温性が茅葺屋根の優れたところです。
大雨が降っても雨漏りせず、
トタン屋根と違って音を吸い込むように静かなことも特長といえます。
茅葺きの修繕を手がけたことのある知り合いの大工さんに聞いた笑い話。
夏のある日のこと、茅葺屋根の家にクーラーのセールスマンが訪れて
家の主にさかんにクーラーのセールストークを始めたのですが
軒先じゃなんだから、ということになり家の中に通されたところ、
その快適さにすっかり絶句してすごすごと帰っていった・・・
農家の人たちも太陽が高い位置に来る頃は
家の中でひとやすみ。
そんな昼下がり、
たくさん持ち込んだ本でも読むかと横になると
しだいにうつらうつら・・・
それにしても木と土と草の家が
こんなにも気持のいいものとは。
あらためて自然素材の家の素晴らしさを教えられます。