村の朝は早い。
農家の人たちも草刈などの作業は朝のうちにすませます。
今年も「民家の学校」
村の人たちと同じように早起き。
顔を洗ったら、掃き掃除に縁側の水ぶき、庭の草取り・・・。
一仕事終えたらちゃぶ台囲んでみんなで朝ごはん。
縁側から涼しい風が吹き抜けて、さらっとした畳が心地よい・・・。
ちゃぶ台。
すっかり忘れられてしまった昔の食卓。
使わないときは折りたたんで部屋が広々と使える魔法のテーブル。
「民家の学校」はそんな日本のすまいの素晴らしさを
みんなで再発見するところです。
「木と土と草の家」
その昔、村じゅうの家が木、土、草の自然素材でつくられていました。
といっても、ほんの30年くらい前までです。
柱や梁など家の骨格は地元の山から伐り出した木を。
壁にはやはり地山の土を。
そして屋根には野原や田んぼのススキやわらを。
今で言うところの「サステナブル=循環可能」型文化をとっくに確立していたわけです。
いい家は子供たちがよろこぶ家。
子供たちは「いい家」に敏感です。
そして「良い環境」になじむのも早い。
草葺きの屋根など見たことなく、はじめは珍しがっていた都会の子。
すぐに自然素材の家がすっかり気に入った様子です。
子供がうれしければ、当然オトナもうれしい。
木、土、草に
「わが家の香り」
を感ずる方がいれば、
そんなアナタは幸せデス。