夏休み。
都会の子供たちが茅葺き民家にあそびにやってきました。
そこで「民家の学校」。
学校といっても黒板も宿題もありません。
思い思いの時を過ごしてもらい、
「木と土と草の家」の気持ちよさを体感します。
住まいも校舎もコンクリートの中で過ごす都会の生活。
到着するなり、まっ先に畳の上で大の字に。
さらりとした感触にゆったりと流れる風が心地よく
すっかり気に入った様子。
草屋根の気持ちよさは、
たびたびこのコーナーでお伝えしていますが、
「草の屋根」と聞いて不思議そうな顔をしていた子供たちも次第にナットク。
気持ちのいい場所をみつけると子供たちはすぐ夢中。
真夏なのに火の絶えないいろり端。
こどもたちに誘われるようにオトナもやってきて
ちゃぶ台を囲んでみんなで朝ごはん。
気密性や断熱性の向上のため密閉容器と化し、
あげくの果て、1日中機械じかけの換気設備を
必要とする現代の住まい。
進歩しすぎて自然からかけ離れて、
実は退化しているのかもしれません。
本当の「気持ちいい」を伝えられれば・・・
気持ちいい家の笑顔の輪を
みんなでもっと広げてゆきたい・・・
大きな草屋根のもと、そんな仲間と一緒に過ごす民家の学校です。