あの日
2001.9.11
世界を震撼させたあの日
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あれから20年。
2021年、
アメリカ軍はアフガニスタンから撤退、
アメリカ史上「最長の戦争」に終止符を打った、かに見えたその刹那、
アフガン国内の反政府軍が国家を転覆させ、
ふたたび「あの日 9.11」以前の世界に逆戻りするような不安を覚えます。
不毛な戦争。
大量の兵器・弾薬を製造し、廃棄し、
大量の戦車・戦艦・戦闘機を生産し、消耗させ、
その結果、人為起源の二酸化炭素を大量に放出し、
尊い地球環境を破壊する。
これらの人為的活動は地球温暖化を加速させ、
その結果、穏やかだった自然システムは破壊され、
怒った自然は嵐や洪水となって人々に襲い掛かり、
不毛な戦争と同じく多くの尊い人命を奪い、
取り返しのつかない損害を被る。
これら計り知れない損失と、計り知れない軍事費の浪費を思えば、
血税や国債を軍事予算に計上することの愚を悟り、代償として地球温暖化抑止予算に充て、
その膨大な予算は、戦禍やコロナ禍、世界的に増加する自然災害によって被害を受けた人々の救済に充てるのが
人道的支援ではないだろうか。
尊い地球上すべての生命・自然に対しても「大量破壊兵器」たる核開発に国家予算を充てるのは地球環境の破壊を省みない非人道的政策だと私は考える。
世界中の為政者・リーダーに言いたい。
もうやめよう、不毛な戦争は。
2021年 10月