あの日、3.11。
東日本大震災。
あの日から今年は10年。
東日本大震災から10年後の令和3年2月13日、
福島県沖を震源として東北地方に地震が襲います。
2月16日、東京の仕事場から東北に向かいました。
以来、被災した住宅の損害調査にとりかかり、
この仕事は、今年の10月まで続くことになります。
3月20日、宮城県沖を震源として、ふたたび東北地方に地震が襲いました。
翌21日夜に宮城県入りして、22日から仙台を中心に被災家屋の調査に従事しました。
私が仕事の拠点として過ごしたホテルは、仙台駅の近くにありました。
地震直後の街を歩くと比較的落ち着いた様子でしたが、ちょうどその頃は宮城県内のコロナ感染者数が増え始め、
外出を控える人が多いため、普段はにぎわう目抜き通りもひっそりとした印象でした。
仙台はプロ野球楽天イーグルスの本拠地でもあります。
本拠地のパークスタジアムはホテルからも歩いていける距離で、
仙台滞在中は球場までの早朝散歩が日課となります。
球場にはドーム屋根はありません。
野球は青空をバックに白球を追うのがふさわしいですね。
脱炭素社会を思うと、空調の効いた屋内で野球をやるのはちょっとねぇ、と考えてしまいます。
シンプルな構造の方がコンクリートや鉄骨も少なく、建設コストも経済的。
震災から2年、震災からの復興のあゆみの中・・・。
2013年秋、楽天イーグルスはチームにとっても被災地にとっても悲願のリーグ初優勝を達成し、
その勢いで読売巨人軍との日本シリーズを圧倒して感動の栄冠に輝きました。
地元もどんなに盛り上がったことでしょう・・・。
今年は、あの熱狂から8年。
ニューヨークヤンキースから古巣に復帰した田中将大投手に地元の期待が高まります。
被災地の人々にとって、こんなに頼もしい選手たちは本当に元気のみなもとでしょう。
楽天イーグルスの健闘、東北のさらなる復興を祈ります。