私の休日
関門海峡をめざす

 2022年2月13日の日曜日。
 大分滞在も残すこと今日を含めてあと二日。。
 朝のうちに仕事を終えればあとはフリータイム。
 休日をめざして早朝5時頃から残務整理にとりかかり、8時ちょうどに仕事を終えて担当者へ引継ぎ完了。 晴れてその日は休日となりました。
 出張とはいえ、休日になったらやりたいこと、いろいろと考えていました。わずか二週間と二日の短い赴任でしたが、 休日といえるほどゆとりある時間を過ごせるのは初めてのこと。

 同僚の休日の過ごし方は、別府に行き温泉三昧という話を聞き、「魅力あるなぁ」と思いつつ、 私は思い切って下関まで日帰りデイ・トリップを思い立ちました。
 下関は9年前の2013年4月、博多集合のスケッチ旅行の前日に旅したことがありました。
 あの時、歩いた街角、昇った展望塔「ゆめタワー」、さらには7年前の2015年5月に訪れた門司港の 輝かしい(?)思い出が恋しくなり、大分11時10分発の特急列車に飛び乗り最初で最後の「休日」を楽しみました。

 明朝2月14日に仕事の引継ぎがあり、引継ぎに係る事前会議が13日午後6時30分から開かれることになっていました。  特急列車で往復すれば十分間に合う、との計算で一路下関を目指し、そこからフェリーで門司港に渡り、 帰路は小倉から特急で大分に帰る、というプラン。

 関門海峡といえば、平家物語の壇ノ浦の合戦、宮本武蔵と佐々木小次郎の巌流島の決闘が思い起こされます。
 近代では、江戸時代から明治時代への激動の歴史舞台でも知られています。  そして、町並みは、一部で高層建築化が進んでいるものの、夢タワー30階から展望すると、 開発が行われているのは沿岸部に限られ、 山口・福岡両県境に横たわる関門海峡は、いたって平和的景観を呈しているといえそうです。

 東京の都心部が5,6年で次々と超高層ビル化され景観が一変することと比べると、 関門海峡沿岸の景観は、平和裏に持続的発展が期待できる通商の要衝地である、と私には感じられました。

 大分駅6時2分着の特急ソニック号は、満席でしたが車両連結部にある「ラウンジ」で快適な鉄道の旅を過ごせたことも幸運でした。

2022年 2月

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