ひと さと
ムラ
やま


民家の学校「農業体験」

2006.8.13



「民家の学校」
夜が明けると全員起床。

ラジオ体操の代わりに床掃除で一日が始まります。

開校以来、一日も欠かすことなく
すっかり朝の「伝統」になりました。

都会の○LDKの間取りと違い、この広さは「フィットネススタジオ」並み。
足腰のトレーニングにはもってこい。

田舎暮らしは体の底から「元気」になります。




アメリカ・シカゴから親善大使。
Curtis Pattersonさん。

「畳は気持ちイイ!ストローハウスは最高デ〜ス。」



「民家の学校」のまわりは、緑の田んぼの風景がどこまでも続きます。
今日は村の中心に近い農家のAさんの田んぼを見学。

この田んぼにはたくさんの「エコファーマー」がせわしく働いている、
と聞いて訪れたのですが、緑一面の田んぼは「無人」。

「・・・??」
と首をかしげていると、あぜ道を歩いてきたAさんが
「ピヨピヨピヨ〜〜」
とさえずります。

すると!

緑海の陰からアイガモの大群がワラワラっと押し寄せてきました。

Aさんの田んぼでは除草剤や殺虫剤の散布は行なわずアイガモを放して稲の天敵退治。
「エコファーマー」とはアイガモたちのこと。
「ピヨピヨピヨ〜〜」はアイガモ語で「おやつだよ〜〜」の意味(だそうです)。



他の田んぼに比べると、
アイガモの世話に追われること、
アイガモが働く水路を広く必要とするため、
かける手間の割りに収穫が少なく生産効率が悪い、とのこと。

それでも食べていただく方々の「おいしい」と言う笑顔が一番の喜び、とAさんは語ります。

カラダにやさしいものをつくる、という点で
家づくりに関わる者にとっても、とても共感できる思いがあります。

この村に大きな元気を与えてもらったような気がしました。


建築家
CHUHEI
SAKAI
@坂井忠平
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